九(ここ)さんの子育て経緯 江田島ネコ日記Vol.3
九(ここ)さんが子どもたちを連れ帰ってきてほぼ一ヶ月。
相変わらず警戒をときません。
メスはオスに比べると警戒心が強いらしいのですが、子供がいるのでなおさらなのでしょう。
もともと人に対してはすごくビビりで、知らない人が来るとすっ飛んで逃げます。
いつもの食事係(ボク)もなかなか近寄れないし、ご飯のお皿に行くまでもスローモーションで警戒しつつのっそり歩く、石橋を叩いて渡る性格です。
そんな九(ここ)さんの子育て期間の気づきをまとめておこうと思います。
子育て自体は数件隣の空き家でやっていたので実際には見ていません。
あくまでも推測です。
最初の一ヶ月
出産前と変わったことといえば、ご飯を食べたあとはそそくさと子どもたちのところへ帰って行ったことでしょうか。
それまでは、少しゆっくりと仮眠をとってから何処かへ行っていたのです。
けれど、乳飲み子を放っておくことができなくなったのでしょう。
特に白系が二匹いたので、カラスに見つかりでもしたら大変だし。
ご飯の回数も朝夕二回と夜10時頃に時々といった感じでした。
二ヶ月目は食いだめ&リバース?
正確には覚えてないのですが、2ヶ月目のいつからか、やたらとごはんを食べるようになりました。
いつもキャットフードを量りもしないで適当にあげているので、確かな量はわからないのですが、2倍は食べていたと思います。
普段はぶんさんの半分くらいしか食べないのに、ぶんさんよりも多く食べてましたから。
当初はお乳を出すのにたくさん食べないといけないのかなと思ってましたが、量が量だけにどうにも合点がいきません。
そしてある結論に至りました。
それは、キャットフードをもどして離乳食として子猫に与えているということ。
実はこの頃、あまりにも毛並みが悪くて、産後の肥立ちが悪いのかなとも思っていました。
けれど、1日数回もどしたりしていれば、体調も悪くなりますよね。
謎の家宅侵入開始 デリバリーできるご飯が欲しかった!?
いつもはビビって絶対に敷居をまたがなかったのですが、3ヶ月目の中頃から台所にまで侵入し始めました。
この写真はその決定的瞬間を捉えたものです。(大事なところが丸見えなんですけど、九さん・・・)
この時も最初の数日は、冒険心でも芽生えたのだろうと思っていたのです。
けれど、今まではやって来なかった朝10時とお昼の2時にやって来ては、何かを訴えかけるような鳴き声をするようになったのです。
ご飯が足りないのかなと思ってキャットフードをよそっても食べないし、この一ヶ月余りの大食もやらなくなりました。
そこで、持ち運べる食べ物がほしいのではないかとの仮説を立てました。
土間から台所への境目で下僕に発見された九(ここ)さん
大食をしなくなったことと台所に進入したことから連想されたのは、子どもたちが離乳食を終えたということです。
さて困りました。猫の餌をいろいろ調べてみても、基本的に家猫のものしか無いんですよ。
パウチされたお魚などが3ヶ月弱の子猫には食べやすいはずなのですが、人が運んで開封しないといけません。
とりあえず、タカキベーカリーのくるみ食パン(下僕の朝食)をくわえさせたのですが、翌日は拒否しやがりました(汗)
子猫が食べなかったのでしょうね。
そこで、考えあぐねた結果、魚肉ソーセージを買ってきました。
塩分があるからよくないのは重々承知してますが、九(ここ)さんがデリバリーできて子猫が食べられる柔らかさのものとなると、魚肉ソーセージくらいしか思いつかなかったのです。
これがビンゴだったようで、1日二回ほど運んで行きました。
しかも、子供のためなので、恐る恐る下僕の手から取ってくわえて。
自分が食べるカリカリの時と、魚肉ソーセージを出しやがれという時では鳴き声が違っていました。
結局、魚肉ソーセージの期間は1週間くらい続いたと思います。
細いのを5本と、太いのを4本食べましたよ。
その後は、以前記述したように、子猫が帰ってきました。
我慢したのですよ!
生まれてから3ヶ月の間、鳴き声を何度か聞いただけで、子どもたちには会いませんでした。
九(ここ)さんが1歳にもならずにお母さんになった子猫ママだった上に、人に対して臆病なので、神経質になって育児放棄したり、子猫を傷つける可能性があったからです。
本当は子猫の成長を見守りたかったのですが、それはまた後日機会があればということに。
九(ここ)さん自体は初めて会った時を考えても、母猫と死別していると思うんです。
メス猫ならこの近所にいるはずなのですが、それらしいメス猫を見かけたことがないから。
それでも子育てがしっかりできるというのは、やはり本能なのでしょうね~。
ほんと、関心しますよ!
これからそろそろ親離れをさせるのかな?
餌が豊富にあるのでしないかも?
できれば子猫たちにはいついて欲しいのだけど。
そのあたりは、九(ここ)さんの判断に任せることにします。
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